2012年9月20日木曜日

ウェンディビデオ撮影開始!


こんにちは。いのうえです。
ここ二日ほどほとんど雨が降っていないため気温が上がって不快指数も合わせて上がってきます。おおむね順調に来たこのプロジェクトですが、ここに来て色々考えないといけないことも出てきてブログを書く意欲もやや減少気味です。

さて来週の金曜日はいよいよ、コスタリカが障害者権利条約を批准した日を記念したデモをやります。昨年は問題なく取れた道路許可が今年はなぜか下りずに昨日もこちらの障害者グループが集まって対応を協議していましたが、コスタリカではほとんどのデモが許可を取らずにやるということなので、グループも最初のプランのまま決行することを決めたようです。

デモの宣伝とこちらでもっと自立生活センターのことを知ってもらうのを目的として、26日火曜日にはIMASのウィルベルさんやコンセホの人たち他、行政関係の人をゲストにして、マスコミ向けの記者会見をします。

そのときに自立生活運動を紹介するビデオを上映するので、一昨日からJICAの協力隊員の宮西さんがウェンディの一日を追ったビデオを作成中です。














2月か5月にこちらに来た人はご存じかと思いますが、宮西さんは2010年1月からここペレスセレドンのリハビリ協議会(コンセホ)に協力隊員として派遣されています。ここのグループホームを回って障害者の介助をしながら施設の改善法などを提案したりするのが仕事なんですね。このグループが以前コンセホを事務所として使っていたためここのメンバーともすでによく知った仲です。

じつは、ここで自立生活を紹介するビデオを作るのは2回目。すでにルイスエルナンの一日を生活を紹介するビデオを宮西さんが作ってくれたのですが、それから事務所も新しくなったし、介助派遣も始まり状況がかなり変わったので、これを機会に新たに作り直すことにしました。宮西さんはかつてカナダのフィルムスクールに通っていた経験があるので、こんなのはさらっと作ってしまうんですね。ごらんのように撮ったすぐからさっそく編集しています。















昨日は一日ウェンディを追っかけていたのですが、6時に起床〜出勤〜ペレスセレドンの障害者グループとデモの打ち合わせ〜昼食〜スタッフ会議〜大学〜就寝と午後11時までみっちりのスケジュールでした。ぼくらもウェンディと一緒にモール横のラティーナ大学に行って来ました。夜なのにたくさんの学生が勉強していて、驚いたのは帰りのバスは10時を回っていたのに、大学から町まで帰る間ほかの学校で勉強していた学生もどんどん乗ってきてずっと満員で終点まで行ったことでした。教育が基本というのはこの国にいるとよく感じることですが、さらにまたその印象を深めることになりました。家に着いたらウェンディもぼくらもぐったり。ちなにみウェンディは今日の朝5時半のバスで「女性障害者のための研修」参加のためサンホセに行っています。ほんとによく頑張ります。

7月に研修に来たチームは宮西さんのことを知らないと思います。じつは、ぼくがここに着いた6月29日に歓迎会をしてくれてそのときに再会したのですが、その週末日本人会の野球大会に参加なんと左腕を複雑骨折してそのまま日本に帰り緊急帰国。2ヶ月こちらを不在にしていました。9月3日にこちらに帰って来たのでさっそくビデオの撮影を依頼したというわけでした。

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