2012年9月6日木曜日

バリアフリーチェック!(今度こそ)


こんにちは。昨日はここコスタリカで地震がありました。多くの方々に安否のメールをいただきましたが、震源地はグァナカステ地方といって、北の方の地域になります。こちらはちょうど反対側の南の方なのであまり影響はありませんでした。どうもありがとうございました。

しかしグァナカステはウェンディとアレックスの地元なので、心配だったと思いますが、二人とも家族に別状はありませんでした。

ぼくらはちょうど、先週キャンセルになって仕切り直しのバリアフリーチェックのために、事務所近くの保健省の出先事務所(日本の保健所にあたります)に集まったところでした。先週はここの障害者グループの人たちがけっこう集まってくれたのですが、保健省の人が今日はそんな予定は聞いてないでお流れに。逆に昨日は、保健省の方は準備していたのですが、こっちの当事者がアルバロとヌーリアという聴覚障害の人しか来てませんでした。こっちで仕事をしているとこんなちぐはぐなことがよくあります。それを改善しないといけないのか、こっちの習慣として受け入れるのかよく分からなくなります。


もともとウェンディがコーディネートをしていた仕事で、誰かに振るつもりだったが誰も来ないので結局ウェンディが別の仕事を終わったマイノルとやって来て1時間遅れで出発。

この仕事は保健省から依頼のあったもので、保健省は7600号というこちらの障害者機会均等法を商店や公共機関やちゃんと遵守しているかをチェックする役目があります。もし守っていなかったら開店の許可を出さない場合もあるようです。今回で3回目くらいだそうですが、保健省はこうして当事者の人と一緒になってアドバイスを受けながらチェックして回っています。今回の担当はマヌエルさんです。











ここは、保健省の向かえ、事務所のすぐちかくですが、歩道を整備中でどうもスロープらしいものも整備しているようです。ここで問題なのが歩道部分はそこにある建物持ち主が所有していて、持ち主がスロープをつけたらそこだけスロープになっていたりしていて高さもまちまちです。場所によったらスロープの登り口はあるのに、出口がないので結局またもとのところに戻って降りて車道を歩かないといけないところがあります。

今日回ったのは、コペアグリというこの地方に展開している大きなスーパーと市の図書館でした。最後に裁判所も行ったのですが、昼休みにかかってタイムアウトでした。



びっくりしたのは、チェックする場所を事前に決めるのではなく、その場で決めるんですね。もともと図書館には行く予定だったようですが、マヌエルさんがコペアグリに行ってみよう!という一言で急遽行くことに。まあ抜き打ちっぽくていいったらいいんですが。トップの写真もスーパーの便所です。ウェンディがチェックしてゴミ箱の位置を指定したり、マヌエルさんもゴミ箱の蓋が取れていたのをちゃんと直すようになど保健所らしい指導も行っていました。



コペアグリはこの地域では一番大きなスーパーで、それなりに色々配慮はしてありました。支店がたくさんあるので、一度従業員を集めて研修をなどという話しも出ていました。今回一番ひどかったのは、やはり図書館かな〜。劇場なども入った複合施設の中にあるのですが、2階でまったくアクセスできません(本をあげる小さなエレベーターはあったけれど)。階段の踊り場には皮肉にも「ようこそ」とありました。


裁判所が昼休み入ってしまったので、なんとなく流れで通り向かいの新しく出来た商業施設へ。商店はもう開店していますが、裏の駐車場はまだ整備中でした。駐車場からのスロープを降りると、ご覧のように新しく出来たサブウェイに出ます。お腹減ったのでさっそく買って試してみました。高いけどね。

何かいい試みなのに、準備が悪かったり、ここの障害者グループをうまく巻き込めてなかたり、せっかくなのにおしいな〜っていうのが今日の感想でした。

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