2012年11月21日水曜日

さよなら


昨夜、エルエスタジオ一杯引っかけて帰ったらこんなものが。ぼくが住んでるホテルにはおおざっぱに朝から来て夕方に帰る早番の人と昼から来て夜10時まで働いて帰る遅番の人がいるんですが、その遅番チームのダブル・ステファニーといつも洗濯をお願いしていたアレイダさんからクリスマスのプレゼントと早く帰ってきてメッセージが。なんだか胸がじんとなりました。ふと考えるとこっちの感覚ではクリスマスを過ごしに帰るタイミングと思われているのかな〜などと思いました。

昨夜のうちにだいたい荷物は纏めておいたのですが、短い間でも冷蔵庫の中、キッチン周りなど微妙に色々ものが増えていて、そんなのを整理しているとけっこう朝の時はあっという間に。片付けが終わって、陽子さんに車で迎えに来てもらって荷物を出していると、どうも朝から来るチームの女の子たちは、ぼくが今日発つのを知らなかったみたいで、「何それ、聞いてへんしありえへん」関西弁に訳すとこんな感じで不満げなのがまたちょっとかわいかったりしてね。












昼過ぎのバスでサンホセに行くので、お昼は事務所で用意してくれるということでした。残りの時間ゆっくりしてご飯でも食べていこうと思ったら急なお客さんが。先日は、コスタリカ大学の学生さんたちが見学に来ましたが、今日はナショナル大学の先生たちが。この二つの大学はコスタリカでは双璧の権威ある大学なんですね。


いつものように、ウェンディがプレゼンするのを手伝っているとあっという間にお昼を回って、急いでご飯を食べて出かけなくてはならなくてはなりませんでした。落ち着かないな〜って思いながらも、最後の最後まで仕事をして帰るのがちょっと嬉しかったりもして。

バスターミナルでみんなの見送りを受けてバスが出発する頃にはまた雨が降ってきました。最初はどこを歩いているかよく分からなかったここも、最後には自分の町のように思えていました。バスでサンホセに向かっているあいだ、当然のようにこの5ヶ月間の色んなことが思い出されていましたが、思い出しきれないくらい色んなことがあったな〜というのが実感です。気がかりなことはまだいくつも残して来ているけれど、それでも、やや自分では意外ではあったのですが、充実感を持って席に座っていました。
5ヶ月間ブログを読んでくれた方々どうもありがとうございました。ひとまずぼくのボランティアは終わりです。後は陽子さんが引き受けてくれる(はずです)。

2012年11月20日火曜日

あと一日じゃん!


こんにちは。明日の昼過ぎにはここペレスセレドンを発つので今日が仕事としては最後の一日になりました。といってもこちらのメンバーが週末のイベントの準備をしているのを横目に、朝からボリビアのセミナーの準備をやっています。

ペレスはごらんのように朝から曇り空。昼過ぎた今は雨が降り出してきました。だんだんこちらも雨期が終わりつつあります。こんど日本のメンバーが来る頃にはかなりすっきりした天気になってるのではないでしょうか。



















予定表にも明日出発と書いてあります。といってもぼくが自分で書いたんですけどね。明日のお昼ご飯は事務所で用意してくれているそうなので、今日が最後の昼食。お気に入りのマルガリータがいるCafé Deliciasでサンドイッチを買って食べました。こちらのご飯は量が多すぎるのでちょっと食べたいときに重宝しました。

事務所近くの古着屋を通ると店のお姉さんに呼び止められました。大量にシャツが入荷されていて、ぼくが通るのを待っていたそうです。期待に応えて最後のにまとめ買い。こんなに買ってどうするのかと思うけど、来シーズンのために事務所に置いていこうと思います。 

今日も普通に相談の方が。





2012年11月18日日曜日

先週のモルフォ自立生活センター


おはようございます。ペレスセレドンは今日曜日の朝です。昨日ものすごい雨が降ったので、夜から今朝にかけてかなりひんやりした気候になっています。

先ほど、バスターミナルまでサンホセに行くカルロスとせぐーろを見送ってきたところです。先週はせぐーろのペレスセレドン滞在最終週ということで、毎晩誰かの家によばれてご飯を食べに行っていました。上は木曜日最近新しい家に引っ越したルイス・エルナンのところに行ってきた写真です。以前店舗だったのかちょっ小洒落た作りになってます。















この日の介助は今月から介助に戻ったアレックス。先週最初の介助に入ったとき、一連の事件に対してルイス・エルナンはアレックスに謝ったそうです。以降とてもいい関係でやっているらしくて、このラインは今後のモルフォに希望を持たせてくれます。


金曜日はまる一日介助者のフォローアップ研修。介助中は携帯を切るなど等、介助の基本的ルールを確認した後、アレックスが健常者職員の役割を日本の研修を元に話した後、せぐーろが長年の日本での介助経験を話してくれました。


午後の実習でアイロンをかけるカタリーナ。ジゼルの顔怖え。


主の居なくなった自立体験ルームがどこか寂しげ。中南米研修が終わった後のメインストリームの事務所みたいですね。
ぼくも今朝、いつも洗濯してくれているアレイダさんにおそらく最後になる洗濯物をお願いして、ホテルでお世話になった人たちにもお土産を渡しました。今日はダブルステファニーの日でした。さらに、せぐーろたちを見送った後コペアグリに寄って、日本に人たちへのお土産も購入。だんだんとぼくの出発も近づいて来ました。水曜にはここを発ってサンホセに向かいます。

2012年11月15日木曜日

ラジオの生中継やりました。


こんにちは。いのうえです。

今日は朝から事務所でラジオの生中継がありました。2月に来た人はサンホセのJICA事務所でも同じような中継をやったので覚えているかと思います。9時からの保健省が提供する番組で、障害者の権利週間ということでモルフォのメンバーが登場することがなりました(写真奥はJICA広報担当のバルレイ)。















今日はこの後、JICAの篠崎所長さん、マリさん、生田さん事務所の方々とモルフォの同僚の前でぼくのボランティアのまとめの報告をする時間があってその後、意見交換がありました。色々あった問題も少しずつ解消して落ち着きを取り戻しつつある事務所です。そんなこんなでぼくのボランティア生活ももう少しで終わります。


つきあってる?

あれ?つきあってる?

2012年11月13日火曜日

豚を殺して食べちゃった


こんにちは。いのうえです。いよいよここペレスセレドンにいるのもあと一週間ほどになってきました。相変わらず雨が降る毎日ですが、晴れているときは気温が上がりだんだん季節が移り変わっているのが分かります。

写真は先週末土曜日です。せぐーろが来ていることもあって、カロルの家によばれて豚肉をごちそうになってきました。カロルの家では年末にいつも一頭買ってきて、殺してチチャロンにしたり網で焼いたりして食べるそうですが、今回はその少し前の特別編でした。













問題続出で、この週末からマイノルがダウン。この日はジゼルも看病で欠席でした。誰が呼ばれていたとか呼ばれていないとか微妙な人間関係もちらほら。でも、この日はとてもいい天気で、雨もほとんど降らず。おいしい肉をいただいて束の間の平和な休日を過ごさせてもらえました。


誰だか知らないけど、カロルの親戚。ハンモックはやはりこんな気候の地域で使うんですね。せぐーろはルイス・アルベルトの地元プンタレナスに旅行。カルロスは仕事でサンホセ。昨日今日は、ちょっと静かな事務所でした。

2012年11月11日日曜日

ペレスセレドンのバリアフリーがちょっと進むかも


こんにちは。日曜の朝の事務所の中です。11月からカルロスが住んでたり、宇佐くんもいるし週末は人気のなかった事務所の中がちょっとにぎやかになっています。

少し前のネタになってしまいましたが、6日の火曜日にメンバーみんなで市議会に行ってきました。バリアフリー関係の予算が審議されるので、マイノルが意見を言う場をもらいました。9月12日のブログでも書きましたが、マイノルとスサーナは市のアクセス委員会に入っているのですが、その委員会自体がうまく機能しておらず、すでに2年前に市役所にエレベーターを付けるとか、町の舗道を整備するための予算が確保されていたにもかかわらず、市役所内で市長の交代に伴う内紛などがあったため、市役所内が二分された状態がつづいて、バリアフリーのための審議も止まってしまっていました。

その間に、その確保した予算を別の目的のために使おうとする一派が現れたりしたので、市役所に抗議に行ったこともお伝えしました。















この日マイノルとウェンディが15分くらいもらってアピールをしたのですが、そのためというわけでもなく、今日はちょっと流れが変わっていて、議員や市長に積極的にやっていきたいという発言がつづきました。それはぼくたちにしては、大歓迎な話なのですが、なんで急に流れが変わったのがよくわからなかったので、ちょっと半信半疑なまま8時くらいに審議が終わって帰りました。この市役所に抗議に行ったときの様子はぼくたちでたくさん写真をFacebookにあげたし、それをコスタリカで有名なブロガーのチャムコさんが紹介してくれたりしました。そうした行動が功を奏したのなら嬉しいのですが実際のところはよくわかりません。


そもそも、この議会を行っている場所は、市の公民館のような施設のホールで、市役所の二階にある議会にアクセスできないためにこちらで行われることになっています。先日予算の横流しを審議するときには、わざわざそのアクセスできない議会を使って審議しようとしていたので、その悪質さが分かると思います。

しかし、とにかく事態は一変して一歩前進しました。明日アクセス委員会のスサーナとウェンディが月に一度のアクセス委員会に出席して話をしてくる予定になっています。

2012年11月8日木曜日

コンセホ訪問(久しぶりの)


おはようございます。コスタリカはだんだんと雨期が終わろうとしています。まだ午後にもの凄い雨が降る日もありますが、日中の日差しが強くなってこれまでとは少し変わってきたことが感じられます。6月終わりに到着してぼくがいた期間はすべて雨期に被っていて、こちらの一番いい季節を過ごせなかったのが残念です。

さて、今週はかなり予定が立て込んだ一週間になっています。数日遅れですが、少しずつ小出しに紹介していきたいと思います。写真は今週の月曜日に久しぶりに国家リハビリ審議会、こちらで略してコンセホと呼んでいるところで、代表のエリックさんとロドリゴさんとミーティングをしている様子です。


こうして複数のメンバーで行くときはタクシーをチャーターしてサンホセに行くのですが、この日は朝10時からの開始で早い人は4時半に迎えに来てもらってやってきています。この日の目的はだいたい以下のようなものでした。

1)現在のセンターの活動について
2)IMASとのプロジェクトの進捗状況
3)近くサンホセに作るセンターへの支援の要請
4)コンセホ理事会との関係改善へのアドバイス
5)2月の全国集会への支援要請

1)〜3)についてはこちらでもだいたい順調に行っている部分で現状確認で終わりました。この日の主な目的は4)の理事会対策でした。これに関しては先月日本のメンバーにもアドバイスを受けたところで、個別に説得していくしかないというのがそのだいたいの意見で、それはこの日コンセホの人たちも同じようなことをアドバイスしてくれました。ただ、コンタクトを取っても応えてくれないくれないこともあるので、仲裁してこちらが話せる時間を取ってくれるようにお願いしてきました。

コンセホの代表とのこうした会談に同席するのはぼくたたぶん3年ぶりくらいだと思うのですが、以前はまだまだこちらがやっている活動を理解してもらうのが困難な時期で議論が白熱することもありました。今回また来てみて、コンセホの側の対応もそうですし、こちらのメンバーも自信を持って話し落ち着いてもいるし、色々まだ問題も抱えてるけれど、何かしっかりした団体になってきたなーという感慨がありました。

2012年11月3日土曜日

一夜明けて金曜日


こんにちは。土曜日の朝です。週末の静かな事務所でせぐーろと二人で過ごしてます。

さて、昨夜はいつも事務所に遊びに来てくれるホルヘ・ルーゴさんが家に招待してくれたのでみんなで行ってきました。ホルヘ・ルーゴさんは7年前に脊椎損傷になった男性でもともとサンホセ周辺の町に住んでいたのが、数ヶ月前にペレスセレドンに引っ越して来ました。コスタリカの国が提供する研修で手工芸品を作る技術を覚え、今はそれを作りながら暮らしています。毎月の会議や先日のデモとか積極的に参加してくれています。写真左でギターを弾いて歌っているのがホルヘ・ルーゴさんですが、到着するとちゃんとした楽団が待っていたのでびっくり。楽しい夜になる予感満点でした。











みんなは、ホルヘ・ルーゴさんにソンブレローナっていうあだな付けていて、いつもソンブレロ(帽子)を被ってるからなんですが、最後が女性形になってて、ちょっとおかまっぽい話し方をするのでおちょくってるんですね。本人はやや嫌がってますw

木曜日にアレックスの問題を話し合う会議をやって一応解決は見たのですが、一夜明けてもメンバー間のぎくしゃくは明らかで、また個別に話しをしないといけない場面もあるのかな〜と思って一日過ごしていました。コーディネーターを下ろされたアレックスは一日黙々と事務所の雑用をこなしてるのが健気に見えました。


そんな雰囲気だったし、午後からずっと雨も降ってるし、なんだかめんどくさいな〜って思ってたのですが、ホルヘ・ルーゴさんの心遣いでパーティはとっても楽しいものになりました。ご飯のチチャロンはとってもおいしかったし、彼が自分で作った甘いお酒もおいしかった。そんなものをいただいて音楽を聴いてみんなで歌ってるうちに、アレックスもジゼルに話しをするような機会もあったし、また逆もあってこんな風にずっと空気が馴染んでいってくれたらいいのにって祈るような気持ちになっていました。















だんだんと帰国が近づいてきて、一番気がかりだったことがなんとか片付いたのでホッとしているところです。この一月ほんとにきつい時間だったですけど、こうして落ち着いてみると人生でもかけがいのない貴重な経験をしていると思っています。なんとかまだこちでやっていけそうです。

メリーナとカタリーナかわいー