2014年7月31日木曜日

障害問題政策委員会


昨日は大統領府で、障害者問題政策委員会の2回目の会合がありました。
5月8日に新しい政権が発足し、大統領府と国会にそれぞれ新しい政策を推進するためのヒアリングの場が設けられています。大統領府で行われているこの会合にはルイスが先月の11日にまず第一回目の会合に出席しています。

現在の障害分野にはどんなテーマがあるかまず広く意見を募りそれぞれ作業部会に分かれてこれから議論を深めて行く予定です。昨日は新政府が掲げる「アクセスフリーな国協定」を元に10の作業分野を見直したそうです。今のところ参加しているのはルイスだけですが、他にまだ誰か参加可能ということです。

モルフォの自立生活がこれからどれだけ咬んでいくことができるかまだ不明ですが、しばらく注視していきたいと思います。
(いのうえたけし)

2014年7月30日水曜日

マウリシオ


今日はエリエセルとジゼルがひきつづきサンビト、ルイスエルナンはサンホセ、マイノルがカルタゴの巡礼に、ウェンディとデレは病院でやっているカテーテルの使い方についての講習、スサーナは体調不良とみんな事務所の外にいるので、事務所はカルロス、グスタボとマタとぼくだけです。


上の写真は昨日の事務所です。毎週月曜か火曜日にはコンセホのマウリシオが来て、ルイスと打ち合わせをして帰ります。これは、来年コンセホとやる若い障害者向けのセミナーの計画のためのもので、ここペレスセレドンかブルンカ地方を対象に30名くらいの若い障害者を集めて5日間くらい行う予定です。去年は必死でお金集めて全国集会やったのですが、やはり金あるところにはあるんだな〜って思いますね。















さて、さすがにワールドカップの熱気も過ぎ去っていますが、新聞上では代表監督を辞めていくピント監督といざこざがあったとかなかったとか、その後にありがちな話題がちらほらしています。一昨日の新聞では上の写真のペレスセレドンの市民スタジアムをキーパーのケイロル・ナバススタジアムにするという話がじつは、法律で個人の名前をつけるには、故人になってからでないとダメだとなっているようで、取り消しになったとありました。勇み足だったんですね。でもこうしたところにも法律を遵守するコスタリカ人の一面をみるような感じもしました。


おまけです。かつての事務所は色を緑に塗り替えて整形外科のクリニックとして再出発しています。

(いのうえたけし)

2014年7月29日火曜日

エリエセル


去年日本での研修に行ったエリエセルです。帰国したときに普通に話ができるようになっているのにびっくりしたのですが、3月の終わりにペレスセレドンに引っ越してきてからますますしっかりしてきています。

とはいっても一番下っ端で慣れないことも多く、よくみんなにそんなまだ頼りないところを突っ込まれています。昨日は11月に行うFeria de Kaloieの準備会議で初司会だったのですが、やり方がよくわからず結局隣のルイスが言うのを繰り返すだけのようになっていました。


今日は、先週はウェンディといっしょにグァナカステに行ったり、今日はジゼルといっしょにサンビトというパナマに近い南の町に行ったり、あちこちの研修にも行くようになりました。とくにジゼルはこの草の根のプロジェクトが始まる前から、エリエセルを自立候補生として関わった来たので、実際ここで自立生活を送っているのを見てかわいくてしょうがないようでいつもあちこち連れ回しています。
(いのうえたけし)



2014年7月28日月曜日

あたらしいモルフォ

左弁護士エドワルドさん右マヌエル・デ・ヘスースさん

何度この同じタイトルでこのブログを書いたかわかりませんが、モルフォは何回も脱皮して成長していってるんですね。

コスタリカは、金曜日がグァナカステといってニカラグアとの国境に近い北部の地域がコスタリカに併合された記念の日で休日でした。土日を含めると世間的には3連休だったのですが、やはりこのところ色々事業が重なっているモルフォなので、金曜と土曜日は出勤。結局日曜日だけ休みといういつものような週末でした。

しかしこの週末はなかなか生産的で、モルフォにとって大事なことがたくさんあったので、纏めてお伝えしておきたいと思います。

まず金曜日ですが、自立生活センターモルフォの総会がありました。ちょっとおさらいしておきたいのですが、メインストリーム協会がここコスタリカで行っている事業をプロジェクト・モルフォといいます。そのカウンターパートでいっしょに事業を進めているのが、ペレスセレドンにある自立生活センターモルフォで代表はルイス・エルナンです。

別に、日本の自立生活センター協議会にあたる組織を「コスタリカ自立生活運動」といって、マイノルが代表を勤めています。現在法人格を持っているのはこの「コスタリカ自立生活運動」のもので、将来的には、この傘下にこれからできるコスタリカ国内の自立生活センターがぶら下がっていくイメージで徐々にコスタリカ国内に拡がっていくイメージを抱いています。

この日の総会はあらたにモルフォで法人格を取るための総会で、ここで改めて役員を決めて、これから弁護士さんにお願いして手続きに入ります。














今年度に入って、センターの運営で色々アドバイスしてくれているマヌエル・デ・ヘスースさんが薦めてくれたエドワルド・ロハス弁護士が立ち会いのもと、まずルイスが会則を読み上げて確認した後、投票をして代表、副代表、事務局長、会計、監査などを決めていきました(弁護士さんがジェンダーに偏りがないように注意しましょうってい言ったのが印象的でした。日本ではあまりない注意ですね。)


結果、代表ルイス、副代表カルロス、事務局長ウェンディ、会計ジゼル、理事はスサーナとダニエラ、アナリア、ジャスミン、ジョナタンと地元の障害者グループの人たちが入り、監査はアルフォンソとホセ・モンヘがやることに。去年同じような会議をモルフォの中だけでやって、ルイスがマイノルの代わって代表になることに決まったのですが、今回は同じような会でも、弁護士さんと地元の障害者の人たちに見守られながらやっているのがすごくいいと思ってみていました。この地元に根ざしはじめたという感覚は今年度に入ってつねに意識するのですが、この日もそうした気持ちを強く持ちました。

もはや風格の代表と不動の事務局長
さて、かわって土曜日はCOINDISというウェンディが理事をつとめている障害者団体の連絡会が、障害者の自己評価についてのセミナーをやるというので、連日になるのですがたくさんの地元の障害者が集まっています。


ぼくはちゃんとこの会の中身を分かってなかったのですが、講師をやる二人が視覚障害の人だったので、ルイスに「もしかしてあの人COINDISの会長だっけ?」と訊くと「そう、それでももう一人がコンセホ(国家リハビリ特殊教育審議会)の理事会の理事長のフランシスコさん」とさらっと答えてくれたんですが、じつはこれは長いことこのプロジェクトに関わってきた人には「えっ!」って感じのことなんですね。

じつは、2012年にこのプロジェクトが始まる以前、まだプロジェクトKaloieが実施中だった頃からコスタリカの障害者政策の方向性を決定するコンセホの理事会とモルフォは関係をこじらせて、それがそれまで出ていた補助金がカットされるという結果にまでなってしまっていました。このプロジェクトに反対していたのは10数名いる理事の中でも2〜3名だったのですが、その人たちが強硬に反対していたためまともに話もできないような状態が何年もつづいてきました。

その後政権も変わり、理事会のメンバーも入れ替わったとは聞いていたのですが、その後変化があったとは知らなかったので、こうしてふつうにモルフォに来てセミナーの講師をやっているのが、不思議でならなかったです。

左COINDISのマヌエルさん右コンセホのフランシスコさん

今年度に入ってモルフォは色々うまく行きだしていると思うんですが、これもその一つです。とくにこの関係がうまく行きだしたのは、ウェンディがずっと継続してCOINDISの理事として活動して信頼を得ているのと、やはり2月の全国集会である程度モルフォの組織力を間近で示せたのがよかったのではないかと思いました。すばらしいです。

(今日もお昼はセビチェにしました いのうえたけし)

2014年7月24日木曜日

英語教室


今日は朝から事務所にたくさん人が集まってきています。
いつもぼくが仕事スペースにしているところでは、地元障害者グループの人が集まって英語の勉強をしています。たぶん今日が初めてのクラスだったと思うのですが、まず自己紹介から勉強していました。左の赤い服の人が先生ですね。



逆側の玄関横のスペースでは、障害者の就労を推進するグループが、手前のアルフォンソが進めている靴製造の作業所を作るプロジェクトについて話し合っています。モルフォの活動に刺激されて町全体で障害者の活動が進んでいるがとてもいいと思っています。
全員で20名を超える人が今朝は集まっていたのですが、ジゼルがコーヒーブレークの世話をして、「こんな風に事務所がなるといいと思ってたのよ」と言ってパンを買いに出て行きました。













上は昨日の朝礼前の風景。週末に地元グァナカステに研修に行っていたウェンディが帰ってきて使った予算の精算をしています。じつはこの前日も不明瞭な出費があったので、1時間ほどジゼルに絞られていたのですが、翌朝さらに確認作業をしていました。
この後の朝礼では、カルロスが事務所を維持するためにどれだけ有料の介助派遣をしなくてはならないのか計算した結果を発表していました。
最近のモルフォは絶えず誰かが出張に出ているので、毎週一回のスタッフ会議が維持できなくなっています。なので、朝礼でみんないるときに何か話題が出るとそのまま盛りあがって会議のようになることがしばしばあります。
この日もカルロスが出した案に、ジゼルとウェンディが慎重な意見を出したりしながら、最終的は担当をルイスが指名して、全体的には落ち着いた方向で纏まりそうないい議論のやり方をしていました。















事務所が移転していいことがたくさんあったのですが、そのもう一つはすぐ前がセビチェ屋さんということですね。朝出勤の時に頼んでおくとお昼には持ってきてくれます。おいしいですよ、とっても。
(いのうえたけし)

2014年7月22日火曜日

スタッフ会議 #2


昨日月曜日の朝礼です。ウェンディと一緒にグァナカステであったフォローアップ研修に行っていたエリエセルが感想を訊かれて、相変わらず口数少なく「よかったよ」しか言わなかったのをみんなに突っ込まれて、じつは25名来るはずだったのが、8名しか来なかったのがわかって何がよくなかったのかにわかに議論が始まりました。
ぼくが、あちこち行ってフォローするのもいいけど、誰かキーパーソンをここに呼んで研修するのもいいよ、と言うと、ちょうどみんなが日本に行って研修を受けたことのイメージがちゃんと共有できていて、モルフォが今度はメインストリームみたいな立場になってやるというので、ここでまた一盛り上がりで朝からみんな元気でした。この日は午後からスタッフ会議が予定されていたのですが、前倒しで少し始めちゃった感じでした。
















その本番のスタッフ会議ですが、毎回関心するのがほんとうにちゃんと会議をするようになったな〜ということです。昨日は、様々な活動の準備の打ち合わせや、JICAがチリで行う第三国研修に誰が応募するかなどでした。今日はさらに先月までの会計の報告をプロジェクトの分をマタが、センターの分をジゼルがそれぞれ報告しました。みんなかつかつで生活しているので、モルフォの法人格を取るのに弁護士に払う金がないなど、かなりシビアの話になったのですが、それでもみんながセンターが今どんな状態か把握できていて、かなり透明性の高い運営になりました。


今日は朝から、いつも車椅子の修理やチャリティのイベントをやるときに協力してくれる自転車屋さんのドン・ラモンが来て、ごらんのように草を刈って手入れをしてくれています。モルフォだけでなく、雨がたくさん降り出すこの時期はあちこちの庭でこの機械が鳴る音がしています。


機械がうるさかったり小石が飛んできたりするので、今朝の朝礼は玄関横のスペースを使って。今日のお昼は久しぶりにお好み焼きを作りますよ。(いのうえたけし)


2014年7月18日金曜日

ラジオ生放送


モルフォにあたらしい仲間が増えました。昨日ルイスとマタが外に出たときに近くの河原で泣いていたのを拾って来ました。昨日は震えてちゃんと歩くのもできなかったのですが、ごはんももらって今日は元気に走り回ってます。この空間が気に入ったみたいで、すっかり安心しきって眠っています。
グスタボが、河原で死にそうになってるのを拾われて、幸運だったというので、幸(Sachi)と名づけました。















今日のモルフォは、昨日からウェンディがサンホセに行っていて、今日はそこにエリエセルが合流して一緒にグァナカステへ行っています。グァナカステはウェンディの地元で、全国集会のフォローアップの研修をやりにいきます。予算を出してくれるはずのCOINDISからやっとオッケーが出たので、少しタイミングは遅れていたのですが実施することになりました。

さて、事務所には以前モルフォのメンバーがラジオの番組を持っていた放送局をやっているアレハンドロさんが来て、ラジオの中継をやりました。Defensoría de Habitantes(市民擁護局)が主催する市民生活の向上に貢献した団体に賞を贈るイベントの関係者を交えてモルフォの活動を紹介しながら番組を進行するという趣向でした。



久しぶりに市会議員のキンバリーさんもやって来て、途中から番組に参加、市がまったく法律を守っていないと訴えました。















途中から帰ってきたジゼルが、障害者の性についてあからさまにしゃべり出すと、また学生ジェニファーちゃんは顔を真っ赤にしてました。やはりジゼルが話すと場が盛りあがりますね。


放送終了後、あらためてパワポを使ってプロジェクトの説明をやりました。プロジェクトの成り立ち、日本との関わりなど、これまでの成果を説明してアピールしました。36の団体が候補になっていて、賞は一つではなく色々あるそうです。どう受け取られたのかはわかりませんが、結果は10月に出るそうです。
(いのうえたけし)

2014年7月17日木曜日

Varios(色々)


一昨日は体調悪いってほどじゃないんですけど、なんかしんどくなってお休みしました。
毎回着いて3週間ほどするとこんな時期が来るんですよね。昨日からリフレッシュしてまた働いています。

ペレスセレドンはだんだんと雨の時期が深まって来ています。晴れと雨の日が交互くらいだったのが、最近は毎日降るようになりました。















さて、昨日は事務所の片隅で、弱視のアルバロと全盲のジョナタンのコンビで延々作業をしていました。ペットボトルを洗ってシールをはがすという作業なんですが、大量にあるのでほとんど午前中いっぱいかかっていました。
このペットボトルを使って植木鉢のような使い方をするらしいです。野菜などを育てて食料の足しにするそうなんですが、果物はただで手に入るしどんどん自給自足の世界になって来ましたね。












事務所の中には微妙な段差があちこちあって、これまで裏口からしか中へ入れなかったのですが、やっと新しいスロープが届いて、アンドレスとグスタボが高さを調整して設置中です。


この写真は毎年洪水になっていたウェンディが住んでいた家の前の道ですが、一週間ほど前から道を掘り返して工事をしています。どうやら、配水管を大きなものに取り替える工事のようで、ここで最も雨がたくさん降る10月頃には間に合って今年は洪水にはならないかも知れません。


今朝の朝礼でルイスが新しく作った報告のフォーマットをメンバーに説明しています。ずっとやらないといけないと言っていたやつですが、やっとできました。

ちなみにVarios(色々)では通りません。(いのうえたけし)

2014年7月14日月曜日

ケイロル・ナバスの凱旋


昨日の決勝でようやく長かったワールドカップも終わりました。
コスタリカがオランダに敗退したのは今月5日だったのですが、その後も余韻はなかなか収まりませんでした。一番盛り上がったのが8日代表チームがコスタリカに帰って来た日で、この日は飛行機が到着する前からずっと中継していました。マタがテレビを用意していたので、ブラジルとドイツの試合を観るのかなと思ってたら、ぜんぜんそっちは関心なしで、もっぱら出迎えのシーンを観てました。

ペレスセレドンには、11日金曜日に神がかりの活躍だったキーパーのナバスが帰還。ナバスはペレスセレドンのサンアンドレスという地区が出身だそうで、まさに故郷に錦を飾るですね。ちなみにセレモニーが催された上のスタジアムですが、ペレスセレドン市営スタジアムであったのを、ペレスセレドン市営ケイロル・ナバス・ガンボアスタジアムにすることを市議会で決定したようです。




さて、週が明けて今日は月1回恒例の地元障害者グループの会議。ごらんのように事務所が広くなって前のようにぎゅうぎゅうになる必要もないです。今日は市民擁護局がどんな仕事をしているかを聞く集まりについてなどを話し合っていました。


2014年7月10日木曜日

ドン・マヌエル・デ・ヘスース


日中庭に面したスペースで仕事をしているとときどき「ドン」と音がします。庭に生えている木からマンゴが落ちる音です。それをそのまま持って入り皮をむいて食べたり、ジュースにしたりしています。熟れて甘くなるのをマンゴといい、もっと大きくて中が青いまま塩をかけて食べるのをマンガというそうです。食べきれないほど落ちてくるので、そのまま朽ちて腐っていくものもたくさんあります。

マンゴの木
今日は朝からマヌエル・デ・ヘスースさんが来てNGOの運営の仕方についてワークショップをやりました。マヌエル・デ・ヘスースさんはモルフォのメンバーがKaloieの時代から知り合いで、現在はもう引退しています。今年度に入ってモルフォに来てNGOの運営について無償で講義をしてくれています。昨年度が終わる頃から自立生活センターに関わる活動についてはもうほとんど学ぶことがないほどきっちりやっていて、日本から専門家で来ても教えることがないほどです。逆に、ここコスタリカの状況に併せてもっとしっかり運営について勉強することがたくさんあると感じていました。そのためにプロジェクトから予算を割いてもいいとも思っていましたが、こうして無償でやってくれる人を見つけたならこれよりいいことはありません。


今日は4回目で会計についての講義でした。とてもやさしくかみ砕いて話してくれていて、おそれくモルフォのメンバーでも分かっていることも多かったと思いますが、聞いていたマタによると、たんに会計について教えるのではなくそれがNGOの活動とどう結びついているか全体を見渡しながらやってくれるのがいいとのことでした。












3年目に入り、これまで2年バタバタしてなかなか落ち着いて仕事ができる状態ではなかったですが、ここに来てようやく地元にちゃんと根を生やしてまたここからやっていけそうな感じがしてきました。

2014年7月9日水曜日

新しい介助者たち


こんにちは。ペレスセレドンはこんな雲まで出てとてもいい天気です。こちらは、ワールドカップで活躍したケイロル・ナバス選手が地元のペレスセレドンに帰ってくるという話題で持ちきりです。前事務所のすぐ近くにあったサッカー場はペレスセレドン市民グランドみたいな名前なんですが、それをケイロル・ナバススタジアムに変えるという案が出ているようです。ブラジルのワールドカップもまだ終わってませんが、ここコスタリカのワールドカップもなかなか終わりません。


今日は、なぜか朝から朝食会。みんなで食材を持ち寄ってコスタリカの伝統的な朝食ガジョピントを食べています。いいですねたまにこうしてみんなでご飯食べるのは。















上の写真は新しい介助者たちです。カファレルとファンホセが抜け、アンドレス・マタモロスが会計の仕事に移ったため新しい介助者を補充する必要がありました。新人介助者研修は5月の中旬にあり6人に資格が渡されました。そのうち2人はまだ未成年だったため、まだ仕事はできず、バイロン、アントニー、ホセ、イサックの4名が新人として働き始めました。ぼくもまだちゃんと顔と名前が一致していないのでそのうちまたゆっくり紹介しますね。


午後からは地域の協力者を招いてFelia de Kaloieの準備会議。フェリアはたしか11月のはずなんですがもう準備しているんですね。去年など一部の人が準備して一週間くらい前にみんなが動いて本番だったような気がするんですが、今日の会議には全員出席しているし、こうして十分時間をかけてちゃんと準備するようになったのですね。

(いのうえたけし)

2014年7月8日火曜日

バス運転手の研修


昨日の自立発展性の話題とも関係するのですが、モルフォで最も得意としている分野がバス運転手にたいしての接遇研修です。昨年度はTransporte Blanco社という会社のすべての運転手100名以上に研修を行いました。日本でもやっと始まったばかりですが、こちらではそれを有料でやれているのですごいです。

さて今日の受講者はたった一名でした。訊いてみると今日の運転手さんはこれからTransporte Blanco社で仕事を始めるらしく、そのためにモルフォでの研修を受けることが必修になっているそうです。すばらしいです。Transporte Blanco社はモルフォの研修をやる前はつねに乗客からの苦情が耐えなかったそうですが、研修後はまったくなくなって会社からも感謝されています。ちなみに今日はこの運転手さん一名で₡25,000の収入となりました。















今日はブラジルとドイツの準決勝ですが、コスタリカは代表選手が帰ってくるので朝から出迎えの話題で持ちきりです。午後2時頃に空港に到着する予定なのですが、途中で立ち寄ったリマを出てから今どのあたりを飛んでいるかをテレビでリアルタイムで追跡していました。ぼくらがお世話になっているJICAコスタリカ支所のあるモールの前のこんな感じです。


ところで、ワールドカップ中何度もゴール前に立ちはだかって危機を救ってくれたゴールキーパーのナバスは実はここペレスセレドンの出身なんですね。現在はリガエスパニョーラのレバンテというチームで活躍していますが、すでにバルセロナはじめ様々な移籍のニュースが飛び交っています。ここまで導いてくれた功労者のピント監督は、コロンビア人で今後コスタリカで監督とつづけるかどうか微妙だそうです。モルフォのメンバーによれば金次第だそう。最後は金かやっぱり。

(いのうえたけし)

2014年7月7日月曜日

自立発展性


こんにちは。コスタリカは月曜の朝を迎えました。一昨日のコスタリカxオランダ戦残念でしたね。PKに持ち込んだ時点で勝てると思ったんですが、今度はうまくいきませんでした。それでもこちらは予想外の健闘によくやったという人がほとんど。ぼくもいいタイミングでこちらに居合わせたと思います。


さて、今日は朝からモルフォの今後、いわゆる「自立発展性」についての会議がありました。プロジェクトも3年目に入り、そろそろ出口、プロジェクトが終わった後どういう風にしてこのモルフォセンターを運営していくのかを考えないといけません。先日コンセホのパウラさんとマルコスが来てアドバイスしてくれたことをもとに、モルフォが収入源としてやっていける事業を考えていきます。

ここは障害当事者が運営する自立生活センターなので、障害者問題の啓発などの研修などたくさん売っていけるものものがあります。介助者の養成、派遣、コーディネートなどもすでに2年の経験があるので、有料で介助者を派遣するというアイデアもあります。今日はとりかかりに研修の中身を精査することから始めました。

ずっと口を酸っぱくしてやらないといけないと言ってきた会員集めもやっと始まって、相変わらずのんびりとはしていますが、少しずつ色々始まって来ました。












玄関前の反対側の空間ではもう一つ会議をやっています。こちらは、ホセ・アントニオが率いる障害者の就労を求めていく団体の会議です。ときどきこうやってスペースを貸して協力できることは一緒にやっています。


さてぼくはこちらに着いてからずっとかかりっきりだった第1四半期の領収書の整理を終えてようやく今朝日本に発送することができました。ほっと一息です。今年度から会計をやってもらっているマタがとてもよくやってくれているので、とても楽になりました。微妙にやり方が食い違っていたところも調整したのでこれからはもっとスムーズに行きそうです。