2014年11月29日土曜日

あたらしい生活


昨日はカテリンのモルフォでの実習が最終日でした。まとめというわけではないのでしょうが、午後ずっとジョナタンに障害の状況などをインタビューしていました。とくに高校生だからといって別メニューでやらせるのでもなく、モルフォでやっている仕事の一部を請け負ってたんたんとこなしていました。コスタリカで学校を卒業するとたくましくなるんだろうなって思いましたね。

最後にはこうしてみんなにプレゼントもらってご挨拶。親に期待されて大学を目指していたようですが不合格だったようで、卒業後は職業訓練校に行くそうです。ジゼルからはこれから親も含めて色んな壁を越えて行かないといけないけれど頑張れとちょっときびしめのエールを送られていました。自分たちが辛い思いをしてきただけに一言やはり言っておきたいんでしょうね。みんな口々にこれっきりじゃなくてまた絶対に来てねって言ってましたが、本当に心からそう言いたい魅力的な女の子でした。

















さてぼくはこの日午前中マタとあたらしく借りる家の大家さんの所に行って保証金と今月の家賃を払って来ました。前に住んでいたホテルに行くまでの道にあり、事務所とは反対側にあるCiudadela Blancoという地域にあるんですが、なんとなくこの地域が気に入ってたのでここに見つかってよかったです。この家はグスタボがFacebookでペレスセレドンの物件の情報交換をしているグループに、前にモルフォに実習に来ていた女の人があげているのを見つけて教えてくれたのですが、大家さんはどうやらそのラウラという人のお父さんのようです。ペレスセレドンは小さな町なので必ず知り合いの知り合いは知り合いみたいなようになっていることが多いですね。













事務所の体験ルームに住みだしてちょうと今日で一週間なのですが、その間にモルフォのメンバーに助けられながら家を捜して出て行くという過程は、フッと考えたら障害者が地域に出て行く過程と同じだな〜と思えてちょっと面白かったです。最初にここに来たときはほぼほったらかしだったので、ここのメンバーのサポートはほんとにありがたかったです。

昨日はもうひとつ。久しぶりに金曜日の夜らしい過ごし方をしました。マリクルースのお兄さんアルマンドのライブがあるというので誘われて行ってきました。


たぶん宇佐くんとあやぶーは連れて行ったことがあると思うんですけど、Trincherasといってギャラリーと古本屋と雑貨が一緒になったスペースがバスターミナルの近くにあって、ぼくはここはペレスセレドンで唯一文化に香りがする場所と呼んでます。横に小さなライブスペースがあってお兄さんArmando Romanのライブはここでありました。知らなかったのですが、プロのミュージシャンなんですね。去年と今年つづけてアルバムを発表しています。今年出してのはEste es el momentoというタイトルでここでダウンロードして買うことができます。よっかったのでぜひ買ってみて。ぼくはこの A donde vayaという曲がいいですね。名曲だと思います。

この夜はマリクルースの6人の兄弟姉妹のうち5名、奥さんと甥っ子、お母さんにおばあさんまで来てました。小さいライブハウスだったですけど客の3分の1は家族だったですね(笑

2014年11月27日木曜日

Katherine


こんにちは。今日のモルフォウェンディとルイスはウェンディの実家のあるオハンチャでフォローアップ研修があるのでそちらに行っています。2009年の研修生がふたりで凱旋ではないけども揃って研修の講師で行くというのはちょっと感慨深いものがあるでしょうね。

さて、今日はカテリンの話題です。といっても介助者のカテリンではなく上の写真のカテリンちゃんです。10月の6日からモルフォに来て実習をしています。てっきり前に来ていたような大学生と思って話をしていたらどうも話が食い違うと思ったらまだ高校生だそうです。

ほぼ2ヶ月弱の実習ですが、コスタリカには普通校と職業校があって職業校ではこうやって実際に職業体験をすることが授業の一環になっているそうです。朝8時に来て5時までみっちりモルフォの仕事の一部を請け負って手伝いしてくれていて、モルフォのメンバーとはもうすっかり馴染んでいるんですが、ぼくは今週初めて会ってだんだん誰で何をしているのかが分かってきたところです。

ドイツ系の家系で兄弟4人のうち彼女ともう一人がアルビノらしいです。弱視もあるので書類を読むのにルーペのような機械を使ったりコンピュータもめちゃくちゃ文字を大きくして仕事をしていますね。最初は挨拶くらいでぎこちなかったのすが、そのうち慣れてきて外国の文化に興味があるらしく、張り付いて質問攻めに遭ってます。





マタたちがやってるフットサルチームのユニホームができあがってみんな嬉しそうに試着していました。

ぼくの家探しですがしばらく見つからないかな〜っと思っているとグスタボがFacebookの情報交換グループに家があがってるのを見つけて教えてくれました。前に住んでいたホテルの近くでマタと見に行ってまあまあいい感じだったので借りることにしました。家財道具が何もないので色々揃えないといけないのですが、来週あたりには新しい家に移れるでしょうか。

2014年11月26日水曜日

バス運転手の研修など...


おはようございます。

相変わらず事務所暮らしです。朝外に出て新鮮な空気を吸って鳥の声を聞きながら日記を付けるなんてちょっと優雅な感じもしますね。比較的快適なんですけど、シャワーが壊れていて熱いお湯が出ないというのが難点でしょうか。朝浴びるのは寒くて無理なので、夜にちょっと気合いを入れて浴びてます。今はまだ大丈夫なんですが、これが雨が多くて気温が下がる時期だったらちょっと厳しいかなって思います。

昨日は家具付きで安いアパートがあるというので、マタといっしょに見に行ってきたのですが、段差があったり部屋が狭すぎたりといったりで断念。まだもうしばらく事務所に仮住まいすることになりそうです。

さて、昨日は恒例のTransporte Blanco社の就業前のバスの運転手さんへの研修がありました。就職して実際に業務に就く前に、障害者や高齢者に対する接客などを学ぶ研修です。今回はマイノルがレクチャーしてグスタボが実技を担当していました。























こういう風景を見ていると、ぼくらがやっているのは国際協力の一種ではあっても決して途上国支援と言うもんじゃないな〜って思いますね。先日Facebookでコスタリカではもうすでに94%のバスにリフトが付いているというニュースがありましたが、こんなのは他のどんな国を捜しても難しいでしょう。

今日の事務所は、女性障害者の集まりがあるというので、ウェンディとジゼルが外出。残った人がそれぞれ広い事務所で分かれて仕事しているのでとても静かです。先週の木曜日にこちらに到着して以来雨に遭わなかったのですが、昨日の午後は久しぶりにまとまった雨が降りました。今日も曇って気温低めのしっとりした天気になっています。まだ季節が行ったり来たりの時期なのでしょうか。



2014年11月24日月曜日

仕事再開


こんにちは。月曜日で今日から出勤して(といっても事務所住まいなので、通勤時間0分ですけどね)、仕事が始まりました。

始まるとすぐにおやっと思わせたのが、この写真にあるような朝礼のやり方でした。デレが書いているホワイトボードには一週間の予定とメンバーの名前が書いてあります。これまで口頭でその日の予定を確認するだけだったが、これだとみんなの前で確認でき、しかも月曜日にはその前の週の活動の報告をしてみんなで評価しながら振り返るので、何となく事務所に出てくるのではなく、確実に入れた予定はやらないといけないようになっています。

今日はこの後ルイスとぼくが不在中にあったことなどを情報交換したのですが、こうしたやり方の変化だけでなく、5つの担当分野の担当を考え直したり事務所内の機構の改革をいくつかやっていました。




ルイスとのミーティングの中では、みんなの経済状態はさらに悪くなっていて、ルイスがエリエセルの部屋の横が空いたので、そこに引っ越し、ウェンディがその空いたルイスの家に引っ越したりと、みんな安い部屋を捜して移っているような状態であるとありました。

資金集めでやった10月のコメディアンを呼んでのイベントはそこそこ成功したということでしたが、今月初めのフェリア・デ・カロイエは準備をしっかりやったにも関わらず人の集まりがいまいちで儲けはほとんどなかったようで、結構みんな落ち込んだと言ってました

よくないのは、イベントを準備するのに忙しすぎて、肝心の自立法への取り組みが十分できなかったことで、今年度は諸々順調に来たと言っていいですが、ここへ来て問題も少しずつ出てきた感じです。


















さて、この分厚い冊子は大学の卒業論文を印刷して綴じたものです。昨年コンセホのパウラさんの紹介でモルフォに実習に来ていたコスタリカ自由大学の学生さんたちが共同で書いたものがこうして完成しました。こういう立派なものに仕上げてもらえるとそれだけで何か認められているような気がしてきますね。ありがたいものです。



エリエセルも地味にがんばってます。土曜日にカルロスと飲んでるときに彼女ができたって教えてもらったんですけど、すぐにFacebookにいちゃついてる写真があがってたのでみんなも捜してみてね。

2014年11月23日日曜日

ただいま



どうもご無沙汰しています。昨日ペレスセレドンに帰って来ました。今日曜日の早朝です。時差ぼけで目が覚めてすることもないのでまだ活動も何もないのですが、到着からこれまでを軽く振り返っておきたいと思います。

到着したのは木曜日。いつものユナイテッドの定期便。ヒューストンまでは少し座席が広いタイプのエコノミーにアップグレードされていたので快適。前日いつになくたくさんビールを飲んだこともあって眠っている間に着いてしまった感じでした。



サンホセに着くとこれまたいつものコースでホテルを出た角っこのChellesで夕食。ワインを飲んで緊張を和らげてからお休み。別に緊張はしてなかったけどね。
翌日はJICAのコスタリカ支所におじゃまして、張さんとこれまでにあったことの確認と篠崎所長にもご挨拶。夜は五十嵐さんと夕食とこれまた情報交換でした。



















JICAのあるモールサンペドロではすでにこうして大きなツリーが飾ってありました。まだ12月にもなってないですが、サンホセの町はもうすでにクリスマスモードに入っていました。

さて、サンホセにもう一泊して昨日ペレスセレドンに移動。夕方頃到着しました。


木曜日にサンホセに着いてからまだ雨に遭っておらず、コスタリカはだいたい今頃雨期から乾期へと移り変わる時期なんですが、まさに夏が始まったような天気になっています。ペレスに到着し事務所まで向かうタクシーで運転手さんが外の日差しを指して「見ろよ、もう夏になってる」って言っていました。

















事務所に着くと、預けてあった荷物共々、荷解き。洗濯したり、早速ご飯を炊いたりして夕食の準備。じつはいつも定宿にしていたアパートホテルが大改装中なので、しばらく事務所に仮住まいです。どこか近くに部屋を捜してもらっているのですが今だ見つからず。見つかるまで、ここに寝泊まりすることになりました。タダだし、何といってもずっとインターネットが使えるのがいいです。



夕食の支度をしていたら、車椅子を取りに来たカルロスと介助者のイサックがやって来ました。誰もいないはずの事務所に人がいるのでびっくりしたみたいですが、そのままビールを開けてミニ歓迎会に。最近合ったことを話したりしてしばらく歓談。幸が出迎えてくれましたが、やっぱり人の出迎えもいいもんです。ただいまコスタリカ。