2015年2月26日木曜日

2ルイス


こんにちは。ちょっとご無沙汰してますね。

じつは、先週末からみんな交代で駐車場の仕事に行っているので、事務所は開店休業状態で活動もほとんどないんですね。今日は久しぶりに人も多く賑やかに事務所になっています。

さて、今日は午後お客さんが一人。ルイスくんと言ってサンホセの大学生です。彼はルイス・アストルガさんといって頸椎損傷でコスタリカの7600号法の成立や国連の権利条約の批准のときに関わったメンバーの一人です。

ルイスは昨年ラテンアメリカの若者のネットワークの交流でメキシコに行っているのですが、その同じ団体の招待で3月に今度はウルグアイに行くことになっています。今日来たルイスくんは、そのときにルイスの介助者として同行することになっています。ほんとうはモルフォの介助者の誰かがいっしょに行ければいいのですが、こちらでよくある身内を突っ込むというやつで、アストルガ氏にはこれからも世話になるのでしょうがないみたいです。

それでも、行くからには自立生活運動のことを知ってもらったり、介助も覚えておかないといけないので今日サンホセからやってきたというわけです。

駐車場ですが、近辺の牧場がやっているお祭りに来る客を集めているもので、その周辺がみんな駐車場に変わって競争が激しいらしいです。けれどモルフォは馴染みの地元のテレビで紹介してもらっているので、「障害者がやってる駐車場ってここ?」って目指してきてくれる客もいるとか。週末は100台以上集まっているんですがこれでも一ヶ月か二ヶ月食いつなげるくらいだそうなんですね。これもこの週末までなので何とかあと少し頑張ってほしいです。



こういうのを見るとちょっと自立生活センターぽいすね。

2015年2月18日水曜日

資金集め


今日は朝から会議でした。みんないつになく真剣な表情で介助者の人も全員集まっています。
今日の会議は明日から3月2日まで、Kaloie時代によく泊まっていたHotel del Surの横の敷地を使って駐車場にして、この期間行われるお祭りにやってくる人から駐車代を徴収してそれをモルフォの資金源にしようというプロジェクトの打ち合わせです。

これはもともとマイノルとジゼルが市役所の誰かからもらってきた話で、この期間モルフォメンバーが交代で常駐して番をするので、そのシフトを組むのに昼過ぎまでかかっていました。






















最終的にこんな感じでできあがりました。一台2000〜3000コロン取るらしいですがさてもうかるのかな〜。

2015年2月17日火曜日

自立発展性



「自立発展性」というのは日本でふつうに仕事している人には耳慣れない言葉かも知れません。しかし3年目を終わろうとしているモルフォでは最近この言葉を聞かない日はないくらいです。今はプロジェクトの資金で運営しているモルフォセンターですが2年後には、ここで独自の収入源を見つけて自立運営していかないといけません。今でも日々の生活費に困っているモルフォのメンバーですが、これからさらにもっと様々な支援先を見つけて、自分たちで生き残っていかないといけないんですね。

海外支援ブログ『志を世界に』でもお伝えしていましたが、資金獲得の方法として今モルフォでは地元のDel Valleコーヒーを日本に送って売ってもらおうという計画と立てています。今日もカルロスとJetroに電話して何かアイデアがないか問い合わせていました。来週サンホセに行って直接相談してみることにしています。

Del Valleの担当者もそういえばカルロスさんでしたが、今日はサンホセから別なカルロスさんが来所しました。最近モルフォのメンバーと数回ミーティングを持っているサンホセのグループのひとりで、彼らはコスタリカで国産の電動車椅子を作りたいというアイデアを持っています。


















デザイナーのカルロスさんの他に電気技師、機械技師、看護士がメンバーにいるらしくそれぞれの力を合わせて車椅子を作りたいと言っています。これを何かプロジェクトにできないかと今、各方面に問い合わせているところです。これもモルフォの自立発展性に繋げられればとも考えています。


カルロスさんたちは先日から動かなくなったウェンディの車椅子(元茂上くんのですね)を何とか使えるようにしようとしているのですが、なかなかうまく行かず、一度サンホセに持って帰ってやってみようというのが今日の訪問の目的でした。ご覧のように分解して自家用車で持って帰ります。片道4時間の道なのでたいへんですね。カルロスさんは努めていた仕事も辞めてこの仕事にかけていると言っていました。何とか協力して何かできないかと思っています。

2015年2月16日月曜日

聖バレンタインの日


金曜日にメインストリームのメンバーを見送ってそのままペレスまで帰ってきました。いつもはあまり思わないんですが、今回はちょっと寂しかったですね。何でだかよくわかんないけど。

翌土曜日は聖バレンタインの日ということでここでもスーパーでチョコを売ってたり日本とあまり変わらない光景が見られました。Facebookでもモルフォのメンバーもカップルで過ごしているのが色々上がってましたね。今朝事務所に来てエクアドルで身ぐるみ剥がれた話をしていると、そういえばあれも2月14日ちょうとカーニバルの時期だったとほとんど思い出すこともない記憶が急によみがえって来ていました。

日本人が帰って完全に日常が戻ってきたモルフォですが、週末からずっとかんかん照りのいい天気。ちょうど日本の人たちがいる間が天気が悪かったみたいです。今日はジゼルだけ体調不良でお休み。他のメンバーは静かに事務所でそれぞれの仕事をしています。




デレとルイス、バレンタインの名残かいつもよりなんだかいちゃいちゃしてるような。気のせいかも知れないけど。

















ウェンディは、3年くらい前からかな?、ずっとつきあってるエレディアのオスカルが週末来ていたようで、帰りしなに事務所に寄ってから帰って行きました。



マタとエリエセル。マタはぼくが3月頭には日本に帰るのでいつもより前倒しで会計の仕事をしてくれています。

















今週から自立生活を始めた介助者のイサックに手伝ってもらって年金の申請書を書いているカルロス。明日提出してから3ヶ月ほど待たないといけないらしいです。ここは水道も電気もぜんぶネットで支払いできるようになってるのでずいぶんと楽なんですけど、こういう役所の申請は相変わらず時間がかかります。



2015年2月5日木曜日

自立生活セミナー


今回戻ってきてひときわ目立つのがこの玄関脇に架けられた絵です。
スサーナのお兄ちゃんのファンホセが描いてモルフォにくれたそうです。なかなかいいですね。



さて、今日のモルフォですが、体験室を使ってルイスとマイノルが打ち合わせ。ルイスは昨日一昨日とサンホセで自立法関連の会議に出ていたのでベッドで休みながらです。サンホセで朝から会議の時には朝3時くらいに起きて出かけていくので、さすがに疲れますよね。よくやってると思います。

この打ち合わせは、3月14日と15日にここモルフォで行う自立生活セミナーのためのものです。これは昨年やった全国集会のフォローアップの一環で予算は全部COINDISが負担して行います。JICAの予算は年度末にかかる関係で3月はほとんど動かせないので、こうやって別の予算を使って空いた時間を埋められるのはすばらしいことだと思います。

セミナーには全国集会に参加した人を招待し、基本的なことから一歩踏み込んでセンターの運営についてなども内容に入っています。これで全国的な底上げにも繋がるしとてもいいですね。さらに国会で進んでいる自立法の法案づくりに関わっている議員やアドバイザーも招待する予定で全体がいい流れになってきていると思います。














庭に面したスペースでは先日セミナーをやってくれた女性局の人を交えて再び女性障害者の集まりがありました。プロジェクト以外の仕事がこうして定期的にできているのがいいです。早くこれがちゃんとしたお給料をもらえる仕事になればいいんですけど。

2015年2月4日水曜日

Café del Valle の人が来た


おはようございます。

昨日は午後からCafé del Valleの人が来所しました。主にペレスセレドンを中心に売られているコーヒーのメーカーですが、ここでしか買えないというので妙にプレミア感がでてるやつですね。


みんながよくお土産に買ってくるこれですね。ぼくも好きでよく飲みます。モルフォには毎月何袋か寄付してくれていて、最近事務所で飲むのはこの種類です。
昨日の来所の目的は、モルフォの資金集めの一環で、デルバジェから安くコーヒーを売ってもらってそれを日本で売って資金にできないかというアイデアを現実化するためのものでした。事前にどれくらい売るのか、輸送にかかるコストはどれくらいなのかなどあまり考えずに行ったミーティングだったので、商談というところまでいかなかったですが、まずは顔合わせというところです。

みなさんもご存じのとおりコスタリカのコーヒーというのはおいしくて、日本に持っていったらよく売れると思うのですが、あまりブランドとして確立していないのが現状です。実際デルバジェも売ってるコーヒーの大部分はローストする前の生豆が7割くらいで、デルバジェのブランドとして輸出しているのはほんの少しだといっていました。

コスタリカのコーヒーの質は色んなところで、目立ちつつあって昨年のバリスタの世界チャンピオンは日本人らしいですが、その大会で使った豆がコスタリカの物だったそうです。昨日来所したデルバジェのカルロスさんによればつい最近あった中国の品評会でもデルバジェのコーヒーが賞を取ったとのこと。

コーヒー自体は安く買えそうですが、まだ輸送にどれくらいかかるとか税金の問題とか不透明なことがいっぱいあるので、実際に資金集めになるのかどうかはよくわかりません。今のところはうまくいったらいいなと願うばかりです。


2015年2月2日月曜日

ただいまん


こんにちは。

金曜日の夕方にペレスに到着しました。木曜日にサンホセに着くなりタクシーの運転手さんからペレスまで行く道が崖崩れになって100メートルくらい道がなくなっていると聞いて、どうしよう来週には日本からみんな来るしと思っていたのですが、こちらの新聞のウェブ版を見てみるとバスは通常どおり運行しているとのことだったので、とりあえずいつものターミナルに行ってみました。行ってみるととくに混乱はなくいつもより時間はかかりましたが、迂回して無事ペレスセレドンまでたどり着きました。

週末は時差ぼけ解消に努めていたのですがやっぱり変な時間に起きたり寝たりでした。夜中ずっと起きていて、朝になって近くを散歩して見つけた光景が上の写真です。家から10分くらいでこんなにのどかな風景になるんですね。

さて、週が明けて今日から出勤しています。
さっそく朝の朝礼から。


久しぶりなのでなかなか会話に入れなかったのですが、どうもカルロスの口座から知らないうちにお金が引き出されているということらしい。どうもこれ以外にも色々あったらしく、カルロスが修理するので持っていたぼくのMacBookairも盗まれたってさらって言ったので思わず「えっ!」って声が出てしまいました。この件の顛末はまた日本の人が来たら報告しようと思います。


















午後は、明日から国会で自立法の作業部会が始まるので、ウェンディ、ルイス、カルロスの法案担当チームで草案の手直しをやっています。他にも資金集めのことや色々相変わらずばたばたと忙しいモルフォです。