2017年2月28日火曜日

コスタリカ介助派遣制度始動


昨日は、サンホセからConapdisのフロールさんが来所しました。
昨年11月以来の来所でモルフォでのミーティングは2回目になります。

前回11月の来所は、モルフォで行なっている介助派遣の詳細をパワーポイントで説明しながら5年のプロジェクトでモルフォが蓄積してきた様々なデータを手渡しました。その後どうなったか情報が伝わってこなかったので心配していたのですが、昨日の来所で、色々進めてくれていることがわかりました。以下順に進捗状況を報告したいと思います。

1)現在のConapdisの代表は依然イサベルさんである。明日3月1日新しい代表のリズベスさんが就任。現在引き継ぎ中である。
2)「障害者の自立の促進のためのプログラムを実行するための自立と自立生活ユニット」はフロールとウェンドリさんが担当している。
3)介助派遣はまずパイロットプロジェクトとして、モルフォとモルフォが支援している自立生活センターを中心に始めるそのためにConapdisではまず予算を理事会で通した後、介助者を雇用するための予算を獲得するため、FodesafとJunta protecciónという福祉目的税を基金している機関と契約を結びそれぞれ法律に基づいたパーセンテージの予算を差し向けるようにできるようにする。Conapdisとしてはまず90名ほどの障害者でパイロットプランを始めることを想定している。単価は現在モルフォで行なっている2千コロンで考えている。Conapdisは3月中にもこのユニットを起動させることができる。
4)当面法律で介助者研修と担当するとされている国立職業訓練センターなどは介入させないで、現在モルフォが運営している形をそのまま踏襲する。
5)自立生活センターで介助を販売することができる。現在プロジェクトで行なっているように20%の手数料を利用者から徴収する予定。
6)介助派遣は、障害区別をつけず広くサービスを利用できるようにする。
7)予算の原資となっているFodesafとJunta protecciónの予算には、「貧困」という条件は依然ついているが、「貧困」ではないが介助サービスを購入するほどの余裕はないという条件で介助サービスを受け取れるようにする。今後の課題としてこの条件を取り外すことが重要で、運動の目的となる。

取り急ぎ。以上です。
2008年まず、自立生活という考え方を伝え、日本で研修をし、2012年このプロジェクトでパイロット的にJICAの予算を使って介助派遣を開始しました。介助者研修をし終了した介助者たちがシフトをもらって働き出したのを見るだけでも感動していたのですが、いよいよ国の制度して第一歩を歩み出しました。感無量ですね。



0 件のコメント:

コメントを投稿