2017年2月9日木曜日

新しい仲間


さて、ルイスが亡くなってこれから第2フェーズに向けての新しい体制についてお知らせしておきたいと思います。

もともとルイスが亡くなる以前からモルフォでは人手不足が問題になっていました。11月に廉田さんが来たときにこのことも話し合い、第2フェーズで人を増やすのは必ずしも障害者にこだわる必要はないということを話しました。障害者主体であるというのは、もちろんでそれは変わらないのですが、自立生活センターには様々な仕事があり、すべてを障害者で行うことはできないので、時には健常者を使って仕事をするのはありだということでした。その結果、来年度は4人のコーディネーターを雇うということになりました。

ルイスが亡くなる前に障害者だけで会議を持ったらしく、ジゼルとマイノルは引退して第2フェーズには基本的には関わらない、マラソン大会とか一時的なイベントなどの時には手伝ってもらうようか形にしたそうです。

したがって、障害者スタッフはウェンディ、カルロス、エリエセル、もちろんこのときにはルイスが亡くなるなんてことは考えもしなかったことなので、ルイスを入れれば4人。後2名プロジェクトの予算を使って誰を雇うかということが次のテーマになっていました。


このテーマはそれまでは今年度中に決めればよく、いい人がいなければもっとゆっくり決めてもいいくらいに考えていたのですが、ルイスの急死でそんな余裕もなくなり緊急に誰か人を補充しなければモルフォの事務所自体が回らないという状況になってしまいました。



ルイスが亡くなった直後に行った会議はこのことが大きな議題だったのですが、ちゃんとした結論には至らず年が明けたら何人か候補に上がった人たちを一定期間モルフォに来てもらって様子を見ながら決めましょうということで終わりました。

結論から言うと3年前に問題を抱えたまま辞めたスサーナを呼び戻して今はもうスタッフとして復帰、毎日生き生きと働いてくれているのですが、彼女は他のスタッフや介助者とも色々揉め事があって辞めたので会議では反対する人もいてその時点ではすんなり戻ってもらおうということにはなりませんでした。

しかしながら、落ち着いてよくモルフォの状況を見てみれば、ルイスが抜けて人を前にしての研修ができて、交渉の場に立ち会ったり、書類も作れる人材など他にすぐに見つかるわけもなく、ぼくとウェンディと話し合って戻って来てもらうことにしました。

反対があったこともあって、まずは3月いっぱいまで様子を見て問題がなければ第2フェーズから雇いましょうということだったのですが、上のような状況や介助者にまったく仕事がないということもあり急遽スタッフとして戻ることになりました。今は事務所近くに家も借り再び自立生活をしています。

ぼくは月曜に来たばかりですが、仕事をしているのを見ていても安定感が違うし何より楽しそうに仕事をしているのがわかるのがいいです。



もう一人現在スタッフ候補としてモルフォの体験ルームに滞在しているのがダニエルです。ダニエルはもともとサンホセのディツーという団体にいて、会報作りを手伝ったりしていたのですが、ディツーのメンバーでもあるダマリスさんが「ディツーではそれほど能力を発揮できずにいるのでモルフォに行った方がいい」と言ってくれていたこともあって候補に上がっていました。

ダニエルは今回の滞在で今年になって2度目で、このまま3月までいるそうです。
脳性麻痺でめちゃくちゃ言語障害がきついのでぼくは言ってることがほぼ理解できません笑。なので、どんな人なのかはちょっとぼく自身はまだよくわからないのですが、モルフォの人に受け入れられて仲良くやっているのはよくわかります。今回の滞在中にぼくも頑張ってもう少し聞き取れるようになろうと思います。

最後に第2フェーズ開始のモルフォの体制を整理しておきますね。
代表 カルロス
事務局長 ウェンディ
エリエセル
スサーナ
ダニエル(未定だけどたぶん)

健常者スタッフ
カテリン
リオス
マタ
デレ

(理事会には副代表として視覚障害のジョナタンが入っていますがプロジェクトには関わっていません)

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